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2021年6月12日土曜日

神戸・ユダヤ文化研究会2021年第1回文化講座:市川裕「東欧ユダヤ七賢人とショアー後のユダヤ教再建」

 神戸・ユダヤ文化研究会2021年第1回文化講座

市川裕「東欧ユダヤ七賢人とショアー後のユダヤ教再建」

日時:2021年6月26日(土)

14:00~15:30 講演
15:30~15:40 休憩
15:40~16:40 質疑応答
17:00~18:30 オンライン懇親会

開催方法:オンライン
事前申し込み方法については研究会HPを参照のこと
http://jjsk.jp/event/2021/06/07/941/

講演:「東欧ユダヤ七賢人とショアー後のユダヤ教再建」

講師:市川裕(東京大学名誉教授)

講演要旨:

近代に入ってからユダヤ人とユダヤ教は大きな変化をこうむったが、とりわけ、ショアーはユダヤ教の存続が危惧される悲惨な大事件だった。その最大の被害者であった東欧ユダヤ人の中で、ショアーを生き延びたユダヤ知識人、とりわけユダヤ教正統派の衣鉢を継ぐ人々がどのような戦後を生き、ユダヤ教を再建しようとしたか。その足跡を、リトアニアのユダヤ3博士とタルムード4天王と名付けて、業績を紹介するとともに、ユダヤ教の歴史を貫く特徴を考えてみたい。

講師略歴:

1953年生まれ。東京大学法学部卒、大学院人文科学研究科の博士課程を満期退学。1982~85年にヘブライ大学でタルムードの読み方を学び、モロッコ系シナゴーグの礼拝に親しんで帰国。筑波大技官、講師を経て、東京大学教授を2019年に定年退職。著書に『復刻増補版 ユダヤ教の精神構造』東大出版会2020、『ユダヤ人とユダヤ教』岩波新書2019など。 

2020年8月22日土曜日

神戸・ユダヤ文化研究会2020年第1回文化講座

神戸・ユダヤ文化研究会

2020年第1回文化講座(オンライン開催)

■日時:2020年9月12日(土)

13:00~14:45 講演①+質疑応答

15:00~16:45 講演②+質疑応答

17:00~17:55 全体討論

18:00~21:00 懇親会

 

■参加方法:オンライン(参加費は無料)

神戸・ユダヤ文化研究会ホームページを確認のこと

http://jjsk.jp/event/2020/08/21/2020-0/


■文化講座

①講演:「戦時上海のユダヤ人を救ったのは日本だったのか」

講師 :関根真保(立命館大学プロジェクト研究員、本会会員)

講演要旨:

ナチスの迫害から戦時上海に逃れてきたユダヤ人は2万人近くいた。日本が統治下の上海に彼らを受け入れ、方針として反ユダヤ主義をとらなかったことが、彼らをホロコーストから救ったとも言われている。さらに中国が自国の歴史の中で、上海ユダヤ人の足跡を振り返る際にも、「戦時上海のユダヤ人を救ったのは、中国ではなく日本だった」という主張が日本でなされてさえいる。

本講座はまず、「戦時上海のユダヤ人を救ったのは日本である」とする通説が定着するまでの過程を検証する。そして、上海ユダヤ人の歴史は、比較的自由を享受できた「リトル・ウィーン期」と、もっとも困難な生活を強いられた「上海ゲットー期」の二期に分けられることを提唱する。それによって今回のテーマに関する客観的な判断を促したいと考える。


②講演:「ハンナ・アーレントとニューヨーク知識人の邂逅――冷戦期アメリカにおける全体主義論」

講師:大形 綾(京都大学博士後期課程)

講演要旨:

本発表の目的は、戦中・戦後のアメリカ社会の変容を背景に、ハンナ・アーレントとアメリカのユダヤ系知識人の結びつきを考察することです。とりわけ、『全体主義の起原』の成功が、ニューヨークで活躍したユダヤ系知識人たちの社会進出を支えていたことを明らかにします。


詳細は神戸・ユダヤ文化研究会ホームページにて

http://jjsk.jp/event/2020/08/21/2020-0/

2020年5月20日水曜日

神戸・ユダヤ文化研究会2019年度文化講座 オンライン開催のお知らせ

神戸・ユダヤ文化研究会2019年度文化講座 
オンライン開催のお知らせ

日時
2020年5月24日(日) 14:10~17:00


①講演:フランスにおけるユダヤ哲学―ジェラール・ベンスーサンの仕事
●講師 :影浦 亮平(京都外国語大学講師、本会会員)
●講演要旨:
本講演ではフランスにおいてユダヤ哲学の大家として知られるジェラール・ベンスーサン(ストラスブール大学名誉教授)の著作『メシア的時間』(法政大学出版局、2018)と『ユダヤ哲学とは何か』を取り上げます。ギリシア語圏(フィロン)、アラビア語圏(マイモニデス)、ドイツ語圏(メンデルスゾーン、ヘルマン・コーエン、ローゼンツヴァイク、ブーバー、レヴィナス)におけるユダヤ教と哲学の出会い、そして常に母語から切り離されて語られることを運命づけられたユダヤ思想の展開について考察してみたいと思います。さらに現代哲学におけるユダヤ・メシアニズムの展開、直線的な時間進行を中断する出来事の到来としての「メシア的時間」が現代哲学の中でどのような位置を占めているかについても検討してみます。
●講師略歴:
京都外国語大学講師、ストラスブール大学ドイツ・現代哲学研究センター客員研究員。2005年に京都大学総合人間学部卒業、2007年にストラスブール大学で修士課程修了、2012年に博士課程修了。哲学博士(ストラスブール大学)。専門は、フランス・ドイツの近現代哲学、倫理学、ヴァルター・ベンヤミン、ジョゼフ・ド・メーストル。著書は、Doxa(共著)、Joseph de Maistre and his European Readers(共著)、『現代スペインの諸相 』(共著)。修士論文と博士論文の指導教官はジェラール・ベンスーサン。

②討論会「ユダヤ人と感染症」
●討論テーマ
新型コロナウィルスの蔓延から、人類と感染症との関わりを問い直すような言説がいまあらためて注目を集めています。ユダヤ史という視点からこの問いに向き合うとき、私たちの前にはどのような展望が開けてくるでしょうか。

ペストやコレラ、梅毒やチフスといった感染症とユダヤ人とが結び付けられて語られてきたいくつかの歴史的契機を概観する一方、ユダヤ人たちの感染症に対するまなざしの変化にも着目しながら、目下の感染症に私たちがどう向き合っていくのか、ユダヤ史とともに考えていく手掛かりをさぐっていきたいと考えています。

主催者側からいくつかの話題や情報の提供は致しますが、参加者の各々がそれぞれに疑問や意見を呈示しあうような、自由な形式の討論ができればと思います。積極的なご参加・ご発言をお待ちしております。

参加方法については下記の公式ウェブサイトから
神戸・ユダヤ文化研究会ウェブサイト

2019年4月16日火曜日

神戸・ユダヤ文化研究会 第1回文化講座「ユダヤ社会の“いま”――カリフォルニア・ユダヤ社会に飛び込む」

神戸・ユダヤ文化研究会 
第1回文化講座
「ユダヤ社会の“いま”――カリフォルニア・ユダヤ社会に飛び込む」

●日時:2019年5月12日(日)13:00 ~16:45
●場所:神戸市教育会館 203号室
※通例の開催場所とは異なりますのでご注意ください。

●参加費:
一般参加者・維持会員=500円、
正会員・学生=無料(※学生の方は受付で学生証をご呈示下さい)

●報告テーマ:「ユダヤ社会の“いま”――カリフォルニア・ユダヤ社会に飛び込む」

●概要
1848年、米墨戦争の終結によって、カリフォルニアは他の南西諸州と共にアメリカ合衆国に編入される。ほぼ同時期にその北部で発見された金鉱は、アメリカ国内のみならず、中南米、アジア・太平洋、そしてヨーロッパから多数の移民を引き寄せ、いわゆるゴールド・ラッシュと呼ばれる狂騒状態を作り出した。中欧で貧困にあえぐユダヤ人たちの一部はこの波に乗り、他の諸民族と競合・宥和するなかで、開放的で活動的な、特色あるユダヤ社会を構築していくことになる。戦間期のヨーロッパ・ユダヤ難民、第二次大戦後のショアー生存者と国内移住者、そして動揺を続ける中東地域からの移民・難民を吸収し、拡大と多様化を続けてきたこの独自のユダヤ社会の姿は、しかし日本においてさほど語られることはない。

2019年3月、外務省国際交流プロジェクト「カケハシ・プロジェクト」により、10名のユダヤ研究者が当地に派遣され、アメリカ・ユダヤ人委員会(AJC)の協力のもと、現地のユダヤ社会に飛び込む機会を得た。今回の報告においては、アメリカ・ユダヤ社会のなかでも異彩を放つカリフォルニアの歴史について紹介した上で、うち5名からその現在の様態を新鮮な印象と共に報告する予定である。

●講師略歴
・阿部泰士(あべ・たいじ)
同志社大学経済学部卒業、同経済学研究科修了、同ビジネス研究科修了(MBA)、同総合政策科学研究科技術革新的経営専攻修了(Ph.D.)。専門は経営学および経済学。一神教の産業的側面と宗教ビジネス、特にコーシェル認証ビジネスやハラール認証ビジネス等に関心を持つ。2017年より同志社大学研究開発推進機構特別研究員(現職)、2018年より同志社大学一神教学際研究センターリサーチフェロー(現任)。

・石黒安里(いしぐろ・あんり)
同志社大学大学院神学研究科一神教学際研究コース修了。博士(一神教研究)。2011-2012年ハイファ大学に留学。専門は、アメリカ・ユダヤ人女性の歴史およびシオニズム思想。特にアメリカにおける文化的シオニズムの展開とシオニズムの多義的な解釈に関心を持つ。またユダヤ人女性によるユダヤ教の再解釈に着目する。2017年より同志社大学研究開発推進機構特別任用助教(有期研究員)(現職)、2018年より同志社大学一神教学際研究センターリサーチフェロー(現任)

・北村徹(きたむら・てつ)
同志社大学神学部・神学研究科修了。博士(神学)。専門はヘブライ語聖書の一書、『エゼキエル書』で、捕囚という出来事に直面した古代イスラエルの祭司の応答の姿を記すものとしての同書に関心。共訳書に『ビジュアル大百科 聖書の世界』(総監修マイケル・コリンズ、日本語版監修月本昭男、監訳宮崎修二、明石書店、2016年)。現在、同志社大学一神教学際研究センター特別研究員、同志社大学神学部嘱託講師。

・平岡光太郎(ひらおか・こうたろう)
ヘブライ大学人文学部・ユダヤ思想学科および聖書学科卒業。同志社大学神学研究科修了(神学博士)。専門はマルティン・ブーバーであり、特に彼のナショナリズム理解に関心がある。近年は彼のハスィディズム受容に注目している。以下の刊行物などがある。平岡光太郎、第8章「中世ユダヤ思想における「民主主義」理解」『宗教と対話――多文化共生社会の中で』、勝又悦子・小原克博編(教文館、2017年)(231~261頁)、Hiraoka Kotaro, “The Bible and Political Philosophy in Modern Jewish Thought”, 50 Jahre Martin Buber Bibel, Daniel Krochmalnik, Hans-Joachim Werner (ed.), (Lit Verlag, 2014)(pp. 369‐383)

・向井直己(むかい・なおき)
京都大学人間・環境学研究科博士課程認定退学。専門は近代ユダヤ史およびユダヤ思想史。特にユダヤ人の自己理解を形成する基盤としてのユダヤ学の歴史に関心を持つ。共編著に『ユダヤ人と自治』(岩波書店、2017)等。2009-2010年エルサレム、2010-2011年ハイデルベルク留学後、2013年より京都大学特定研究員(現職)

神戸・ユダヤ文化研究会HP
http://jjsk.jp/event/2019/04/12/20190512/

2014年1月24日金曜日

講演会:アシュケナジ系超正統派イェシヴァでタルムードを学ぶ

神戸・ユダヤ文化研究会 
特別文化講座

アシュケナジ系超正統派イェシヴァでタルムードを学ぶ
講師:佐々木嗣也氏 (Tsvi Sadan) バル・イラン大学上級講師

日時:2月9日(日)14:00-17:00

場所:こうべまちづくり会館 6F会議室
〒650-0022 神戸市中央区元町通4-2-14 
TEL: 078-361-4523 FAX: 078-361-4546
http://www.kobe-sumai-machi.or.jp/matisen/

概要:
長年の念願が叶い、2012/2013年度のサバティカルの期間中、エルサレムのアシュケナジ系超正統派イェシヴァで(バビロニア・)タルムード(を如何に学ぶか)を1年間集中的に学ぶ機会に恵まれた。そこで経験したタルムードの奥の深さ、刺激溢れる学習法、そこから来る知的興奮は本当に忘れがたいものであった。そうして学んだ貴重な教えを錆びつかせないためだけでなく、更に高めるためにも、その後も所謂khavruseと呼ばれる伝統的な方法でタルムードを学び(刺激を受け興奮し)続けている。日本でもタルムードに関する本は色々と出版されているが、どれもタルムードについて書かれたものばかりか、一部は金儲けと結びつけたりするなど曲解したものもあるほどで、実際にタルムードをどのように学ぶのかを説明したものは皆無であり、そもそもそのよう本が仮にあったとしても、イェシヴァ流の学び方を再現することは不可能であろう。イェシヴァではたかだか1年間学んだに過ぎない私にもそれを完全に再現することは勿論不可能であるが、タルムードを学ぶ知的興奮とそのイェシヴァ流の学び方の一端だけでも皆様と共有出来ればというのが図々しいながらも本講演のささやかな目標である。私自身が学んだ「泳ぎ方」の説明の後には皆様にもタルムードの「海」(の「浅瀬」)を実際に「泳いで」頂いて、タルムードを体験して頂く。タルムードが書かれたヘブライ語・アラム語の知識は前提としない。

(神戸・ユダヤ文化研究会ホームページ)
http://d.hatena.ne.jp/jjsk2010_Tsune/20140115/1389806228