2019年11月27日水曜日

CISMORワークショップ「シオン/エルサレム/聖地」観の再検討:聖書テキストから今日に至るまで」

CISMORワークショップ
第1回「シオン/エルサレム/聖地」観の再検討:聖書テキストから今日に至るまで」


開催日:2019年12 月21日(土)
会場:至誠館3階会議室(同志社大学、今出川キャンパス)

プログラム
10:30-10:40 司会:石黑安里
挨拶:アダ・タガー・コヘン(CISMOR センター長・同志社大学)
趣旨説明:石黑安里

(発表時間 25 分+質疑 10 分)

Session A: 古代 司会:平岡光太郎
10:40-11:15
北村 徹(同志社大学)
「捕囚における希望の所在 −第二イザヤとエゼキエルにおけるシオンに注目して」

11:15-11:50
加藤哲平(日本学術振興会)
「ヒエロニュムスの聖地巡礼について」

お昼休憩 11:50-13:20

Session B :中世 司会:石黑安里
13:20-13:55
嶋田英晴(國學院大學)
「中世におけるイスラームとユダヤの巡礼紀行文学(リフラ)について」

13:55-14:30
志田雅宏(早稲田大学)
「ナフマニデスのアリヤー:思想・戒律・現実」

休憩 14:30-14:40
Session C: 近現代 司会:加藤哲平
14:40-15:15
平岡光太郎(同志社大学)
「マルティン・ブーバーのエルサレム観−1938 年のヘブライ大学における講演を中心に」

15:15-15:50
石黑 安里(同志社大学)
「アメリカ改革派ユダヤ教のシオン解釈:『コロンバス綱領』(1937 年)に至る背景」

休憩 15:50-16:00

16:00-16:30
コメント (各 15 分) 司会:平岡光太郎
➀市川裕先生(東京大学)
➁竹内裕先生(熊本大学)

16:30-17:55 全体討論

17:55-18:00
閉会の挨拶:アダ・タガー・コヘン(CISMOR センター長・同志社大学)、平岡光太郎

CISMORウェブサイトでの案内


2019年11月3日日曜日

日本ユダヤ学会関西例会

日本ユダヤ学会
関西研究例会

日時:2019年12月1日(日)14時30分~17時45分
会場:同志社大学 扶桑館1階107(今出川キャンパス *地下鉄烏丸線「今出川」駅から徒歩1分)

報告1
14:30~15:30 石黑 安里 会員
「1910~1920年代のアメリカにおける『シオニズム』の多義性」
アメリカのユダヤ人にとってシオニズム運動は『二重の忠誠』を疑われるため忌避されるべきものとみなされてきた。またユダヤ教の論理からすると、シオニズム思想は容認できないものであった。しかし、改革派ユダヤ教のラビの中にもスティーブン・S・ワイズ(1874-1949)などのシオニストが登場する。本報告では、1910年代から1920年代のアメリカ・ユダヤ社会の指導者の「シオニズム」観の多義性に着目し、「シオニズム」をアメリカ・ユダヤ人の統合の原理として解釈しなおそうとした試みについて考察する。
15:30~16:00 質疑応答

16:00~16:15 休憩

報告2
16:15~17:15 北 彰 会員
「パウル・ツェランのブカレスト詩編」 
詩人パウル・ツェランは戦後ドイツ語文学の中で大きな存在とみなされている。現在のウクライナ、かつてのハプスブルク帝国の辺境に位置する街チェルノヴィッツに1920年にユダヤ人の両親のもとに生まれた。両親をナチにより殺されている。自身辛くも命をながらえ、戦後はソ連領となった故郷の街からブカレストへ逃れ、次いでウィーンを経てパリに定住した。1970年に自死している。今まであまり照明を当てられていないツェランのブカレスト詩編について伝記的事実にも目配りしながら報告したい。
17:15~17:45 質疑応答