2022年11月16日水曜日

シンポジウム「現代における宗教信仰復興を問う」

 島薗進編集 叢書刊行記念シンポジウム

「現代における宗教信仰復興を問う」

東京会場:東京ジャーミィ(代々木上原)
2022年11月27日(日)13:00-16:30

京都会場:同志社大学良心館
2023年1月22日(日)13:00-16:30

会場参加については予約不要(無料)
zoom参加については要事前登録(無料。方法はHPに記載)

登壇者

岡田真水 岡山県妙興寺住職(仏教)

加藤眞三 慶応義塾大学名誉教授(大本)

鎌田東二 京都大学名誉教授(神道)

小原克博 同志社大学教授(キリスト教)

島薗 進 東京大学名誉教授

原 敬子 上智大学准教授(キリスト教)

堀江宗正 東京大学教授

水谷 周 日本宗教信仰復興会議代表理事(イスラーム)

弓山達也 東京工業大学教授

東京会場 1.ポスト・グローバリズムと多文化共生

 グローバリズムはもろくも崩れて、今やそれを越えた時代が眺望されている。ただしそのあらましも、まだ定かではない。そんな中、確かに言えることは、逆に対置される多様化であり、多元化が軸になるであろうことである。いわば価値観の中央集権化ではなく、地方分権化であり、個別化である。それは世界各地のさまざまな諸要素を活性化させるかもしれない。そしてその際、宗教はどのような位置を占めることになるのか。各地や各状況に対応した宗教信仰が活躍するのであろうか、あるいは多様な思想が飛び交うことになるのであろうか。さらにそういった動向はより広く、文化全般の動向とどのように絡み合うのであろうか。闊達な議論と展望を示す討論が期待される。

日時:2022年11月27日(日)13:00~16:30
場所:東京ジャーミィ(代々木上原)
13:00 開会、黙祷(進行 水谷周)
13:03 クルアーン朗読、挨拶(イマーム・チナル師)
13:10 島薗進編集長、佐藤今朝夫国書刊行会社長挨拶
13:20 討論開始(司会 弓山達也)
シンポジスト 加藤眞三、島薗進、原敬子、堀江宗正
15:00 休憩、礼拝
15:20 再開
コメント(鎌田東二、水谷周)
16:30 閉会 

京都会場 2.危機の時代における文化の継承と創造

 「京都」は1000年以上の長期にわたる日本の都で、そこでは常に「伝統」と「流行」が緊張感を持ってせめぎ合ってきた。しかし、明治維新後、日本の首都が「東京」に移って、東京がめまぐるしい「近代」を体現する年になったのに対して、京都は過去の歴史文化を保持してきた日本文化の砦のように見なされてきた。だが、実はそこにも「近代」の新しい波が押し寄せ、最古と最新がぶつかり合いながらダイナミックな生成を生み出していた。京都という都市を舞台に展開されてきた危機とその打開の創造を多角的な論者の視点から検討してみたい。また、その議論を通じて、広く現代社会における宗教をめぐる課題についてもアプローチしていきたい。

日時:日時:2023年1月22日(日)13:00~16:30
場所:同志社大学 良心館内
13:00 開会、黙祷(進行 加藤眞三)
13:03 聖書朗読及び祈祷(小原克博)、法螺貝奉奏(鎌田東二)
13:10 島薗進編集長、割田剛雄国書サービス社社長挨拶
13:20 討論開始(司会 小原克博)
シンポジスト 岡田真水、鎌田東二、水谷周、弓山達也
15:00 休憩
15:20 再開
コメント(島薗進、加藤眞三)
16:30 法螺貝奉奏(鎌田東二)、閉会

主催:一般社団法人日本宗教信仰復興会議
https://www.hukkoukaigi.or.jp/