2025年2月5日水曜日

International Conference: Between Mysticism and Philosophy in Jewish Thought

International Conference

Between Mysticism and Philosophy in Jewish Thought

בין מיסטיקה לפילוסופיה במחשבה היהודית

Bar-Ilan University, Feb. 6, 2025

On website:
https://www.biu.ac.il/he/event/583016

2025年1月28日火曜日

Youde Fu先生講演会 "Jewish Studies in China"

(2月4日更新:本講演は中止となりました。)

Youde Fu先生講演会 "Jewish Studies in China"

日時:2025年2月10日(月) 14:00-16:30(予定)

(中止にともない、題目と日時以外は非公開とさせていただきます)


2024年11月27日水曜日

西洋中世学会編『西洋中世文化事典』

 西洋中世学会編
『西洋中世文化事典』
丸善出版、2024年12月

【内容紹介】
5〜15世紀頃のヨーロッパ世界を指す“西洋中世”。
いまだ「暗黒時代」と称されることも多いが、幅広い研究分野において語られることが多く、創作物でも受容されるなど、後世にも影響を与え続けている時代である。
本事典では歴史、商業、衣食住、信仰、文学、美術、建築、哲学、ジェンダー研究、さらには後世での受容までも含め解説し、学際的な構成とした。
また、対象範囲は「ヨーロッパ」の範囲を西欧に限らず、北欧や東欧、中欧、さらには十字軍国家が建設された中東、イスラーム圏までに広げ、周辺海域やアフロ・ユーラシア世界も視野に収める地域横断的な内容を目指した。

目次は丸善出版のウェブサイトにて
https://www.maruzen-publishing.co.jp/item/b306139.html




2024年11月14日木曜日

Ram Ben-Shalom教授講演会

ラム・ベン・シャローム先生講演会

中世西欧ユダヤ史がご専門のラム・ベン・シャローム先生(ヘブライ大学教授)のご講演のご案内です。
中世後期スペインにおけるユダヤ人の強制改宗をテーマとする講演となります。

日時:2024年11月30日(土)14:30-17:30
場所:東京大学本郷キャンパス法文1号館217教室

講演者:Dr. Ram Ben-Shalom 
(Professor of the History of the Jewish People and Director of the Center Hispania Judaica in the Hebrew University)

題目:
"The Way to the 'Third Way' of Conversion: Reconsidering the Waves of Jewish Conversions to Christianity in 15th-Century Spain"

講演は英語でおこなわれます。

1時間ほどの講演の後、志田雅宏(東京大学講師)によるコメント、およびフロアのみなさまとの質疑応答をおこないます。

対面のみでの実施となります。

連絡先:
志田雅宏(東京大学講師)
masahiroshida222(アットマーク)gmail.com

主催:
科学研究費助成事業(若手研究)「中世西欧キリスト教世界のユダヤ教文献にみられる宗教観についての研究」(23K12019、研究代表者:志田雅宏)

共催:
東京大学文学部宗教学研究室



2024年10月6日日曜日

日本ユダヤ学会第21回学術大会

日本ユダヤ学会第21回学術大会

日時:2024年10月26日(土) 10:25~17:30 
場所:東京大学本郷キャンパス法文1号館113教室
〒113-0033 東京都文京区本郷7丁目3−1

ハイブリッド形式での開催
詳細は日本ユダヤ学会ホームページにて
https://jewishstudiesjp.org/2024/09/29/conference2024/

プログラム

10:25 開会のあいさつ

10:30~11:15 嶋田英晴(同志社大学)

ユダヤの商業ネットワークと『ラシュート(管轄)』の関わり~ブンダール家の事例から~

ゲニザ文書の書簡と先行研究から、12世紀前半の地中海とインド洋で活動するユダヤ商人達とネットワークを有していた、アデンを拠点とした豪商ブンダール家を中心に、バビロニアのレシュ・ガルータ(捕囚民の長)、エジプトにおけるパレスチナ系イェシヴァのガオン、そしてエジプトのナギッド(ユダヤの長)との関りを明らかにする。これによりユダヤの商業ネットワークとラシュートの関わりについて具体的に解明する。

(※研究発表は発表30分+質疑応答15分。以下同)


11:20~12:05 蓼沼理絵子

R.Bahyaの「食卓」-パンの祝福と世界の秩序

サラゴサのR.Bahya ben Asher(1255-1340)の『シュルハン・シェル・アルバ(四脚の食卓)』は、その名のとおり「食」から道徳と倫理を説く。荒れ野に降ったマナや過越し祭のマツァを含め、パンはすべての食事と生活の基本であり、卓上の食事と作法は世界の秩序を表す。ゆえに、定められた食事は正しい知識の摂取であり、救済の約束につながる。このパンの祝福と表象から、R.Bahyaの説く「食卓」とその世界観を考察する。

12:05~13:30 休憩

13:30~14:15 大澤耕史(中京大学)

ヘブライ語聖書から新約聖書までの呼称とその実体:「ユダヤ人」とその周辺

ヘブライ語聖書の中で「ユダヤ人」を示す言葉は複数存在する(ユダヤ人、ヘブライ人、イスラエルの民等)。本報告ではそれらの呼称と実体を踏まえた上で、聖書外典偽典を経て新約聖書に至るまでの間に、それらの呼称と実体がどのように変化したかを明らかにすることを試みる。特に、話者/著者がキリスト教徒に変わるに際し、神との契約の正統性をめぐる争いの中での変遷に着目したい。


14:20~15:05 李美奈(東京大学大学院)

17世紀理性主義者に対する反駁に見る、モデナの儀礼と法に関する思想

発表者はレオネ・モデナ(1571-1648)『ヘブライ人の儀礼の歴史』(1638)の歴史的な影響力を鑑み、モデナのユダヤ法や儀礼に関する思想を研究している。本発表ではハンブルクのウリエル・ダ・コスタがヴェネツィアのラビに当てた質問状に対するモデナのレスポンサ『盾と大楯』(1616)を用いて、口伝トーラーや戒律の実践に関するダ・コスタとモデナの見解の違いを分析し、モデナのユダヤ法に対する思想を明らかにすることを試みる。


15:10~15:55 加藤哲平(九州大学)

ラビ・オカモト:日本人最初のラビの生涯と思想

本発表は、ラビ・オカモトこと岡本宏(おかもと・ひろし、1926-1981)の生涯と思想を、現存する資料から明らかにするものである。岡本は、戦時中は帝国海軍兵学校にて訓練を受けた軍人であったが、戦後日本の思想的混乱に抗するかのように、永遠の真理をユダヤ教に求めた。米国ヒブル・ユニオン・カレッジにてラビの資格を取得した岡本は、ラビとしての活動の傍ら、英国および米国で、タルグムの研究や比較宗教の教育にも従事した。本発表は、この「日本人最初のラビ」に関する最初の報告である。


15:55~16:15 休憩


16:15~17:30 講演:Jonathan Meir(Ben Gurion University of the Negev)

Historiography, Hasidism, and Forgery: The Case of the Kherson Geniza (On the Historiography of Habad and the Early Hasidic Movement)

In 1918, with the end of the First World War, rumours spread that a huge collection of original writings by the founder of Hasidism, Israel Baal Shem Tov, his disciples, and their followers had been discovered in Kherson. This was major news, as very few known texts by him exist—only a few letters. What prevents modern scholars from uncovering the mystery of these texts’ authenticity? Why are Hasidim still not ready to present these documents to the wider public? What is the significance of these letters in the history of Hasidism?

The lecture aims to highlight the uniqueness of Habad historiography as a case study of historical document forgery, the reinforcement of internal Hasidic consciousness, and the attempts to create a Hasidic modern literary channel in response to the secular neo-Hasidic literature of the early 20th century.

(※本講演はヘブライ語でおこなわれます。英文要旨が付きます)


講演者紹介

Jonatan Meir is a full Professor in the Goldstein-Goren Department of Jewish Thought at Ben-Gurion University of the Negev, and a Member of the Israel Academy of Sciences and Humanities. He serves as a JSPS fellow for 2024-2025 at the University of Tokyo.

Meir has composed seven monographs, edited various anthologies, produced several critical editions, and published over 100 articles. Among the books he has written or edited are included –Imagined Hasidism: The Anti-Hasidic Writings of Joseph Perl (Mossad Bialik, 2014); Joseph Perl, Sefer Megale Temirin, annotated edition in 2 volumes (Mossad Bialik, 2014); Kabbalistic Circles in Jerusalem, 1896-1948 (Brill, Aries Book Series, 2016); Literary Hasidism: The Life and Works of Michael Levi Rodkinson (Syracuse University Press, 2016); Habad Hasidism: History, Theology and Image (Zalman Shazar Press, 2016); Gershom Scholem, History of the Sabbatian Movement (Schocken, 2018); Gershom Scholem and the Research of Sabbatianism (Schocken Institute, 2021); Three Lectures on Bratslav Hasidism, Schocken Institute 2024); Three Lectures on Habad Hasidism (Schocken Institute 2024); Wrestling with the Esoteric: Three Lectures on Yehuda Leib Ashlag and 20th Century Kabbalah (Schocken Institute 2024)

2024年8月2日金曜日

日本ユダヤ学会編『ユダヤ文化事典』

 日本ユダヤ学会編、市川裕(編集代表)
『ユダヤ文化事典』
丸善出版、2024年7月

【内容紹介】
 ユダヤ教は、啓示(超越的な神)がこの世の人間たちに対して現れるという現象を基盤とする一神教であり、ユダヤ民族の民族宗教である。その宗教の独自性ゆえに周囲の異邦人により常に差別され迫害される危険にさらされたが、宗教による絆によって結ばれた一つの民として独自の存在を保持してきた。
 本事典は、近現代のユダヤ(宗教および人)の文化に焦点をあてている。古代から現代まで、領土をもたず、世界中に集団が広がりながらも、ユダヤ教という宗教によってのみ相互の絆を守り、一つの民として独自の存在を保持・生き抜いてきたユダヤ人の文化の営みを網羅的に把握することを目指した。
 ユダヤ教の概念から民族の歴史、世界各地での様相、経済・文化的活動、日本との関わりなど、全16章304項目を執筆者156名による書下ろしで解説。

目次および詳細は下記のウェブサイトにて
https://www.maruzen-publishing.co.jp/item/b306003.html

文化事典シリーズ
『キリスト教文化事典』『イスラーム文化事典』『ユダヤ文化事典』

2024年6月11日火曜日

日本ユダヤ学会2024年度公開シンポジウム『内側からのイスラエルとパレスチナ』

 日本ユダヤ学会2024年度公開シンポジウム

『内側からのイスラエルとパレスチナ』

日時:2024年7月7日(日)
会場:東京大学駒場キャンパス21KOMCEE West3階K303
・zoomによるハイブリッド形式での開催となります。

*学会の会員以外の方で公開シンポジウムの参加をご希望の方は事前申込が必要です。
学会のホームページにある申込フォームから申し込んでください
https://jewishstudiesjp.org/2024/06/10/2024symposium/

【プログラム】

14:00-10 開会の辞(市川裕理事長)

14:10-50 犬塚悠太(東京大学大学院)
「イスラエル国におけるユダヤ教の諸相:分岐する宗教シオニズムを事例に」

宗教はさまざまな側面から社会・政治的な問題と関わるがイスラエルにおいてもそれは例外ではない。今日のイスラエルにおいては「宗教化」という現象が生じているとされ、軍隊、教育をはじめとした社会の諸側面で宗教の影響が強まってきているほか、2022年の選挙による宗教政党の台頭と司法改革、それに伴う国内の分断という点でも宗教はますます重要なテーマとなってきている。他方でイスラエルにおけるユダヤ教は複雑な状況にあり、一口に宗教と言っても複数の方向へと分岐している。本法国では現代のイスラエル社会における正統派ユダヤ教がどのように人々を分断したり結びつける作用を果たしているのか、そしてそれはどういった歴史的展開を持っているのかを示す事例として、超正統派に近づく宗教シオニズムと、世俗派との積極的な協働を目指す宗教シオニズムという二つの方向性について論じる。(質疑応答10分)

休憩10分 (15:00-10)

15:10-50 保井啓志(人間文化研究機構人間文化研究創発センター研究員/同志社大学研究開発推進機構学術研究員)
「動物論から見るイスラエル社会の諸相」

ガラント国防相の「人間動物」発言に代表されるように、とりわけ10月7日以降のイスラエル社会では、人間と動物の関係が再び政治の表舞台に立っている。この人間と動物の関係を対象にした研究は動物論あるいは批判的動物研究という名で近年日本でも紹介され注目を集めてきた。これらの研究領域は、動物の権利運動、菜食主義の実践、人間-動物間関係や「人間性」の持つ意味など広範な射程を含むものである。そのため、パレスチナ問題をめぐって人間性や権利、倫理性が複雑に絡み合うイスラエルの現在の社会的状況を理解するのに、動物論の果たすべき役割は大きい。本報告では近年の動物論の議論を追いながら、①動物の権利運動の展開、②倫理的な優位性、③人間性とテロリズムの三点を取り上げる。そして人間と動物に関する事柄がどのようにイスラエルの植民地主義とナショナリズムにつながってきたのかを論じることで、イスラエル社会の諸相を明らかにしたい。(質疑応答10分)

休憩10分 (16:00-10)

16:10-50 南部真喜子(東京外国語大学総合国際学研究院特別研究員)
「エルサレムのパレスチナ人コミュニティにおける逮捕と拘禁」

本報告では、占領下エルサレムのパレスチナ人コミュニティ(東エルサレム)における、イスラエル当局による若者の逮捕や拘禁がもたらす影響について考えてみたい。1967年の併合以来、東エルサレムはイスラエルの行政管轄下にある。実際には、イスラエルの入植・植民地政策によって、コミュニティの維持をはじめとする日常のあらゆる生活空間に支配の侵食が進んでいる。若者の逮捕や拘禁は、「セキュリティ維持」の名目以上に、パレスチナ人社会を弱体化するひとつの手段として捉えられるだろう。ここでは、投獄の体験が、「子どもでいること」や「大人になること」といった個人の生のあり方にどのような影響を及ぼしているのか、友人関係や家族関係にどのような差異を生み出しているのか、そしてそれらを乗り越えようとする言説や動きについて検討したい。(質疑応答10分)

休憩10分 (17:00-10)

17:10-50 全体討論