『ユダヤ・イスラエル研究』
第32号(2018年12月)
目次
〈論文〉
長塚 織人「エリヤ・カルモナの自叙伝のトリックスター的特性について」1
天野 優「イラク系ユダヤ人作家から見たファルフード」17
古矢 晋一「フランクル『夜と霧』における「群衆の精神病理学」について」30
牧野 素子「ウンベルト・エーコ『プラハの墓地』出版の背景と問題提起」43
〈シンポジウム 現代イスラエルの課題〉
鶴見 太郎(解題)59
金城 美幸「委任統治下パレスチナにおける「民族対立」の創出の背景」60
立山 良司「福音派ロビーの台頭」77
〈翻訳〉
重松 尚「『セクマディエニス』における杉原千畝インタヴュー記事」88
〈学会参加記〉
宇田川 彩「第8回ラテンアメリカ・ユダヤ学会参加記」95
〈書評〉
志田 雅宏:大澤耕史著『金の子牛像事件の解釈史』100
長塚 織人:Julia Philips Cohen, Becoming Ottomans 104
西村 木綿:Kamil Kijek, Dzieci modernizmu 107
北 美幸:池田有日子著『ユダヤ人問題からパレスチナ問題へ』111
鈴木 重周:イヴァン・ジャブロンカ著(田所光男訳)『私にはいなかった祖父母の歴史』115
内田 樹:アヴィシャイ・マルガリート著(森達也他訳)『品位ある社会』121
〈新刊紹介〉
嶋田 英晴:Mark R. Cohen, Maimonides and the Merchants 123
堀 邦維:ソール・ベロー著(鈴木元子訳)『ラヴェルスタイン』125
〈追悼文〉
市川 裕:追悼 宮澤正典先生126
〈報告要旨〉
第14回学術大会報告要旨128
〈英文要旨〉130