2016年5月20日金曜日

シンポジウム「ユダヤ人と自治――中東欧・ロシアにおけるディアスポラ共同体の興亡」

シンポジウム「ユダヤ人と自治――中東欧・ロシアにおけるディアスポラ共同体の興亡」

2016年6月11日(土):14:00~18:30/12日(日):9:30-18:30
専修大学神田キャンパス2号館204号室

【概要】 中世から近代にかけて中東欧及びロシアに跨る地域に移住したユダヤ人は、地理的分散と文化的同質性を併せもった独自の共同体を発達させ、領土的な「独立」(Independence)とは別の水準で自治的社会を形成してきた。本シンポジウムは、このアシュケナージ・ユダヤ社会をめぐる近代史を共同体の「自治」(Autonomy)という位相から捉え直すことにより、国民国家への包摂と排除のモデルでは捉え切れないその自律的特性に着目しつつ、居住先の諸国家との葛藤に満ちた諸関係に光を当てる。

【プログラム】

《11日(土)》

開会の辞14:00~14:10

Ⅰ.共同体の再編と「異端」論争(14:10~16:10)

➀「「ユダヤ自治」の現実性と潜在性――「四邦評議会」末期の活動から」(向井直己)
②「後期シャブタイ派とユダヤ人社会の分断」(山本伸一)
Ⅱ.近代ドイツにおけるユダヤ法と反ユダヤ主義(16:30~18:30)

③「世俗法と宗教法のあいだ――メンデルスゾーンの儀礼法理解を中心に」(後藤正英)
④「ユダヤ法研究と反ユダヤ主義――ヴェルナー・ゾンバルトを例に」(恒木健太郎)
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《12日(日)》

Ⅲ. ロシア・ユダヤ人の生成と変容(9:30~12:30)

⑤「帝政ロシアとユダヤ人自治機構(カハル)」(高尾千津子)
⑥「自伝と自律――ユダヤ啓蒙主義からヘブライ文化ルネサンスへ」(赤尾光春)
⑦「自律と他律の間――帝国崩壊後のロシア・ユダヤ人」(鶴見太郎)
Ⅳ.文化自治の模索と破局(13:30~16:30)

⑧「文化自治の最後の灯火――戦間期ポーランドのユダヤ人学校」(西村木綿)
⑨「リンゲルブルムとポーランド・ユダヤ史」(宮崎悠)
⑩「正義と不正義の境界――ナチ支配下ウィーンのユダヤ・ゲマインデ」(野村真理)
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*特別講演(16:45~17:45)英語(通訳なし)

“Soviet Yiddish Literature as an Amplifier of Soviet Jewish
‘Statehood”: Mythopoesis and Politics”(Ber Kotlerman)

「ソビエト・ユダヤ「国家/州」の増幅器としてのソ連イディッシュ文学――神話形成とポリティクス」(ベル・コトレルマン)

神戸・ユダヤ文化研究会HPにて詳細あり
http://jjsk.jp/news/2016/05/20/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%80%8C%E3%83%A6%E3%83%80%E3%83%A4%E4%BA%BA%E3%81%A8%E8%87%AA%E6%B2%BB%E2%80%95%E2%80%95%E4%B8%AD%E6%9D%B1%E6%AC%A7%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%82%B7/