2014年12月10日水曜日

公開研究会:ユダヤ学説史研究

科学研究費補助金 基盤研究(A)
「ユダヤ学史と原典資料の複合研究」
公開研究会

主催:京都大学勝又研究室

日時:2014年12月21日(日)14:00-17:00
場所:東京大学法文1号館215教室

報告者:嶋田 英晴 (東京大学大学院人文社会系研究科研究員)
発表題目:「ゲニザによる歴史研究――シュロモー・ドヴ・ゴイテインを中心に」

発表要旨:
 今回の発表においては、シュロモー・ドヴ・ゴイテインを基軸に据え、「ゲニザを用いた歴史研究の3人の『父』について」、「ゴイテインの代表作『地中海社会』について」、および「ゲニザ原本について」という三つのテーマを軸にカイロ・ゲニザを用いた中世ユダヤ社会研究の営みについて振り返る。ゴイテインの生活史上の経歴にも触れながら、カイロ・ゲニザに基づく中世ユダヤ社会の研究が中世イスラーム世界の研究に与えたインパクトを振り返り、それが孕む幾つかの問題点を指摘したい。

*参加費不要。